授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

紫微斗数とは何か?①

国内で紫微斗数という言葉はまだ聞かないかもしれませんが、ここ10年前に欽天四化紫微斗数が日本に入ってきたことで、巷でも聞かれるようになった気がします。生年月日と時間から「命盤」を作成し、それを読み取っていきます。
本日はまず、占い(占術)と命術の違いをご説明したいと思います。


ここの認識が間違ってしまうと、いつまでたっても占いの結果に振り回される人生になるからです。占いだけではなく、様々な価値観が現代は私たちを取り巻いており、それに振り回され本筋からドンドン遠ざかってしまうようなことが多いように感じます。しかし、整理をして認識を正していくと段々余計な情報には振り回されず、自分の人生は自分が腹を括って生きていくんだという本筋に戻っていく強さに変わると私は考えておりますので、そこの整理から始めたいと思います。

 

まず、「定め」という言葉をご存じでしょうか。宿命とも言いますが、漢字で説明すると色々な解釈がでてきてしまうので、できるだけこちらのブログでは古来からある「やまとことば」を使っていきたいと考えています。古来から日本には「ゆききのみち」という言葉がありまして、魂があの世とこの世を行ったりきたりしていることをそのように言いました。信じる信じないの話ではなく、これは鉄則だと私は考えています。人類が始まって以来私たちは何度も魂がこの世とあの世を行き来し、生まれ変わってきているということをまず知る必要があると思います。

ということは、自身の本体というのは「肉体」ではなく、「魂」です。よく自身の生まれてきた環境や、育ってきた環境、さらには自分の容姿や性格を嘆いている人がいます。人と容姿を比べて、自分ももっとこうだったら良いのにとか、何で自分はこんな環境に生まれてきたのだろうと嘆いたことがある人は少なくないと思います。
しかし、この世は全て自己責任で、それらの環境や容姿、肉体に生まれてこないといけない「原因」があったのです。その原因は一体いつ作ったのか?それは前生においてです。つまりは、前生の行いによって今生のあらゆることが決まっていく、これが「定め」ということです。それを見ていく術が「命術」だと理解して頂ければと思います。

自身の定めを生きていく中、できるだけ生きやすい方向に進みたい、または難を少なくしたい、逆に自身の良い部分はもっと良く使っていきたいというのが人間の性でもありますので、時期や方角などを見ていくのが「占術」だと理解して頂ければと思います。

初めて聞かれる方は非常に難解な考え方だと思いますが、紫微斗数を勉強して頂くとこの辺りを腑に落とすことができます。また今後、勉強して頂いた生徒様の感想もこちらでシェアできたらと考えています。
今日はここまでにしておきます。