授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

合格・不合格を種にする


3月も終わりに近づき、4月に入れば入学・入社シーズン。以上の節目に携わっている方たちは忙しい日々を送られていると思います。

皆様はこの季節はお好きですか?
寒さはやわらぎ、桜が舞い、緑も映えるこの季節。天候と同じように気分も絶好調といけばいいのですが、私は昔からこの季節が少し苦手です。今となっては極端に落ち込むことはありませんが、特に学生や勤め人の時は春になれば少し気分が沈みがちになるという傾向がありました。出会いの季節ではあるけれど、環境がガラッと変わりますし、しかも強制的に変えられる(新学期だから突然、クラスや学校、職場、所属を変わらないといけない)ため、もう少し引きずりたいこちらの気持ちは全く無視。

歓送迎会や送別会などの行事だけがドンドン進んでいき、じっくり自分の気持ちを噛みしめる余裕もなくあっという間に日が過ぎて、気づいたらGW。。切り替えるのが苦手な方は、大人も子どもも結構なストレスを感じているのではないでしょうか。

季節も突然変わるわけではありません。春から夏へ、夏から秋へ、秋から冬へ、冬から春へと徐々に変わっていくものです。人間の心身も季節の変化に応じて徐々に変化するのが自然なのに、後々作られたルールで以て突然ガラッと変わってしまうため心身共にしんどさを感じるのだと思います。

特に日本は秋から冬にかけて受験(社会人になる方は入社試験がその前にありますね)がありますから、成功した方、残念ながら希望が叶わなかった方、または来年チャレンジする方、様々な経験を経て、そして様々な立場で春を迎えます。私は入試に関しては大学生や社会人になるときも落ちましたので、当然桜が咲いて周りが騒いでいても、心はブルーという状況を経験してきた身なのですが、そんな状態でもあっという間に気持ちの切り替えを迫られますから、少し自分の人生を整理する時間が欲しいなと思いながらこの春の季節を過ごしたものです。

さて、こんな風に心身ともに忙しい日本の春ですが、特にこの春、自身の希望の叶わなかった方に一言と思い、ブログを書きました。「希望が叶わなかったということを種とし、将来大きな実りを得る」ということが人生本当にたくさんあるということです。もちろん、自身の希望に叶った方はそれだけの努力が報われたわけですから、それを種とし、花を咲かせることが良いことなのですが、そうでない方はこの暗澹たる思いとどうしたらよいのかと思いますよね。

それは「希望が叶わなかったということ」を自身の人生の種(糧)とすることが求められているのだと私は思います。簡単にできることではないので、さらっと書いてしまうのは、忍びないのですが人生というのは、試験に落ちようが合格しようがずっと歩みを進めていかないといけないものです。講座の中でも何度も話しているので、しつこいかもしれませんが、そもそも人生で問われていることは「目の前に起こってきた出来事をどのような想いで通っていくか。」そして、「その時の想い方や過ごし方の如何が目の前に新たな道を作る」これに尽きます。ですから、試験の結果がどうであれ、それを自身の種とし歩みを進めて頂くと、必ず必要な縁や環境が起こり、また最終的に実を刈り取っていくことになります。(紫微斗数で言うと生年ABCDの場所がそれにあたります)それを行っていくのが人生の醍醐味でもあり本質なのだということ、18歳の春、22歳の春、もうこの先どうなっても良いやと不貞腐れていた自分に呼びかけるつもりで今回は書きました。

それぞれ新しく春を迎える皆様、そしてその時に関わるご家族の皆様、それぞれの出発おめでとうございます🌸