授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

鳩サブレと芋けんぴと太陰(母性)①


先日打ち合わせのため、ブログにも何度か登場して頂いている鑑定士さん(Yさん)とお話をする機会がありました。今年は私の花粉症がひどく、Yさんお薦めのハーブティーを注文して頂いていたので、それをもらいに行きがてらお話をしました。

実際に注文して頂いたハーブティーを見ると、私の予想以上の大量だったのでYさんが「半分っこする?」と言って下さりました。

Yさんとは数年のお付き合いなのですが、お菓子や野菜、魚などを頂くことが多く、その時にはいつも袋やタッパーに小分けして持たせてくれるのです。

そのシーンになると思い出すのが亡き祖母との思い出です。
祖母の家に行くといつも帰りにお菓子を持たせてくれるのですが、その時に「少しおばあちゃんの分も袋に入れておいて。あとはミキちゃんらが持って帰ったらいいから。」と袋を渡されるのです。当時祖母は大阪に住んでいましたが、鎌倉の鳩サブレや埼玉の草加せんべい、あと缶(カンカンって言いませんでしたか?)に入っている芋けんぴが置いてあることが多く(当時は何も思いませんでしたが、祖母の出身が関東なので親戚から贈られてきたものだったのでしょう)、お菓子を袋に分けるのは私の係になっていました。

祖母は、私からみると母性の塊(かたまり)のような人で、多分、孫や子どものためなら自分の命さえ捨てるだろうなというぐらいの深い愛情を私たちにかけてくれました。戦前生まれで、東京の空襲を生き抜いた人ですから芯も強く、潔い性格なためベタベタと可愛がるわけではないのですが、無条件の愛情というのはこういうことを言うのだなと、普段の祖母の言動から私は肌で感じたのだと思います。

88歳で亡くなってもう20年近く経ちますが、亡くなる最期まで一人で何でもこなし、晩年は大きな病気も一つせず静かに逝きました。しかし、いくら大往生であっても残された者の喪失感は計り知れず、私は今だに祖母の夢を見ては「会いたいなぁ」と深く呟いたり、スーパーで祖母が好きそうなお菓子をじっと見ては懐かしく思い出しながら過ごしています。

そういう大切な人と出会えて、こんな感情を味わえるのも、両親から肉体を頂いたからこそなんだと、紫微斗数を学んだ今では両親にも非常に感謝しています。

さてYさんに「ハーブティーを分け合いっこする?」というセリフからこんなところまで、深堀してしまったのですが、私はそのことをYさんに伝えました。「Yさんって、いつも分け合いっこしてくれるよね。うちの祖母もよく昔鳩サブレとか缶に入っている芋けんぴを…」と。

そうすると、Yさんが「鳩サブレと芋けんぴ、うちもよく送られてきたから懐かしい!!昔、カンカン(笑)に入ってたよね!」と盛り上がり、Yさんのお姉さんが関東に嫁がれた関係で、贈り物が鳩サブレだったという話をしてくれました。私の祖母の行動とYさんの行動が常々良く似たところがあり、色々なものを分け合いっこするところも似ていますし、あとは私の「何気ない」発言をよく覚えてくれるところもよく似ています。

紫微斗数を絡ませて考えると、なるほどと思ったことがあるので本題はここからです。次回に続きます。


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