授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

先祖

蘇ってくる人たち

桜が咲く少し前に、滋賀県長浜市西浅井町菅浦にある「菅浦湖岸集落」を訪れました。備忘録のつもりで書きます。菅浦湖岸集落は琵琶湖の最北端にある集落で、平成26年重要文化的景観にも選定されており、眼前には竹生島があります。『平家物語』にも平経正(…

子を思う親、祖父母であればこそ…(復習+αとして)

第一回目の通信講座では、『ホツマツタヱ』奉呈文を原文で読んで頂きました。その続きも全てお話できれば良かったのですが、叶いませんでしたのでまたの機会にし、今回は少し復習と+αを記したいと思います。下記はホツマツタヱ奉呈文の抜粋、ミカサオオカシ…

通信講座のご案内「あめなるみち」~次世代へ繋げていきたい大切なこと~

本日は9月18日(月)敬老の日です。毎年この時期は、もう大分涼しくなってくる記憶があるのですが、今年はまだまだ暑く、そして湿気も非常に高いため、体調を崩しておられる方も多いと思います。どうぞご自愛ください。さて、こちらをお読みの皆様の中には、…

鳩サブレと芋けんぴと太陰(母性)②

前回のブログの続きです。少し紫微斗数の話に入ります。実は私の祖母とYさんの天干が同じなのです。天干というのは、戊(つちのえ)年生まれとか、壬(みずのえ)年生まれとか、生まれた年で決まっています(申年とか酉年などの十二支とはまた違います)。…

鳩サブレと芋けんぴと太陰(母性)①

先日打ち合わせのため、ブログにも何度か登場して頂いている鑑定士さん(Yさん)とお話をする機会がありました。今年は私の花粉症がひどく、Yさんお薦めのハーブティーを注文して頂いていたので、それをもらいに行きがてらお話をしました。実際に注文して頂…

鑑定内容 ~30代女性~④

前回の続きです。家系の因縁について今回は書いていきます。代々続く家系が持っている課題がどのご家庭にもあります。金銭トラブル、人間関係のいざこざ、お墓や土地に関する先祖代々に起こった様々な出来事を協力し合って清算するということも、私たちが課…

鑑定内容 ~30代女性~③

前回の続きです。R様の田宅宮は下記の通りです。 田宅宮はいわゆる家運を見る宮で、家の状態や家の中にいる人、または先祖のことや土地、墓なども見ます。少し視野を広げて、隣近所、親戚(近くに住んでいたら特に)を見ても良いです。結婚前でしたら実家の…

和歌の話⑦ ~平家物語 6~

和歌の師匠である藤原俊成と、弟子の平忠度の別れの場面の次を再掲します。其後世静まって、『千載集』を撰ぜられけるに、忠度のありし有様、言ひおきし言の葉、今さら思ひ出でて哀れなりければ、彼巻物のうちに、さりぬべき歌いくらもありけれども、勅勘の…

和歌の話⑥ ~「平家物語」5~

薩摩守忠度は、いづくよりや帰られたりけん、侍五騎、 童一人、わが身共に七騎取って返し、五条三位俊成卿の宿所におはして見給へば、門戸を閉ぢて開かず。「忠度」 と名のり給へば、「落人帰りきたり」とて、その内さわぎあへり。薩摩守、馬よりおり、みづ…

和歌の話⑤ ~「平家物語」4~

もう一つ、平家物語の中から和歌に纏わる話を書きます。おそらく多くの方が、古典の授業は①睡眠時間だった②本文と黒板はノートに写していたが、一体何が何だかわからない③理解はできないが、とりあえずは授業を聞いていたという場合が多いと思います。このよ…

和歌の話④ ~「平家物語」3~

前回の続きです。①平家一門の敗北ももう決まっているのだから、無駄な殺生をこれ以上すると罪を作ることになるからやめるようにと新中納言が能登殿を諫める場面。②そんな名前のない者ばかりを斬って、無駄な罪を作るな。義経(敵のトップ)を討ち取れ!と新…

先祖のこと⑦

長きにわたりましたが、少し紫微斗数のことと離れて自身の先祖のことをまとめてきました。調べてきたことを全てまとめようと思うと、かなりのボリュームになりますので、今回はできるだけ講座の中でで伝えていることと共通した部分を引っ張って、まとめさせ…

先祖のこと⑥

2020年の年明け、私は神戸市文書館に足を運びました。佳澄の書いた大正7年1月20日付け神戸新聞の一面記事をコピーするためです。佳澄は国民新聞記者時代に、日露講和談判に際しポーツマスに特派されます。条約調印のその日、日本では条約反対を叫ぶ群衆が暴…

先祖のこと⑤

前回の先祖のこと④の続きです。以下は『山水随縁記』の一節です。江戸時代末期(1863年)に生を受けた蘇峰の書く文章は、もちろんどれも漢文調で、現代人からすると非常に硬い印象を受けるのですが、その中でも以下の文章は、佳澄との師弟関係を描いた優しく…

先祖のこと④

インターネットのおかげで、誰もが時代や国を超えてあらゆる情報に辿り着くことができるようになり、また埋もれていた情報が掘り起こされる時代になりました。これまでの教育現場では、どれだけ情報を『暗記』できるかということが問われてきましたが、今後…

先祖のこと③

前回のブログの続きです。私の曾祖父は明治13年生まれで、明治の後半に故郷から東京に出てきて、最初は化粧品製造・販売の仕事を生業としていました。代々、家には秘伝の灸術が伝わっていたらしいのですが、曾祖父本人はお灸は大嫌いで、避けていたそうです…

先祖のこと②

好きな仕事だからしているんですよねと仰って頂くことがよくあります。もちろん、教えることや、人の話を聴いたり文章を書くことは嫌いではないですが、好きや嫌いだという感情を超えてさせて頂いているというのが正直な気持ちです。講座の中でも、「使命」…

先祖のこと①

古代日本には「カミの道」という言葉がありました。カミを漢字で「神」と当ててしまうと、神社に行けばそのカミに会えると思い、神社参拝を思い浮かべますが、ここで言うカミは敢えて漢字にあてると「カミ=上」、がふさわしいかと思います。著書「授かりし命…

鑑定士の紹介①

私の開催している紫微斗数教室【川越塾】で学んで頂き、現在活動されている鑑定士の紹介を、私の言葉でさせて頂きます。まず本日一人目は、山本真紀先生の紹介です。 ≪ 山本真紀先生の紹介 ≫ 山本先生は30年美容業界で働いていたこともあり、どんな人の懐…