授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

子を思う親、祖父母であればこそ…(復習+αとして)

第一回目の通信講座では、『ホツマツタヱ』奉呈文を原文で読んで頂きました。その続きも全てお話できれば良かったのですが、叶いませんでしたのでまたの機会にし、今回は少し復習と+αを記したいと思います。

下記はホツマツタヱ奉呈文の抜粋、ミカサオオカシマ(『ミカサフミ』筆者)が書いた賛助文の一部です。

 

~ 略 ~

ワガカミノヲス ミカサフミ
ホツマツタヱト ワリウルリ
アワスゴトクノ ココロナリ
ヨヨノヲキテト ナルフミハ
ホツマツタヱト オモフユエ
フカキココロオ ソエイレテ
アゲタテマツル スエニヲシテゾ

~ 略 ~

(大意)

~ 略 ~
私、ミカサオオカシマの先祖が記してきた『ミカサフミ』と、オオタタネコが記した
『ホツマツタヱ』は二つに割られた瓜のようである。つまり二つ合わせるとちょうど一つになるということだ。書かれてある真髄は一緒であり、またお互いが心を合わせながら(補完し合いながら)書いたものである。世の中の掟(おきて、とりきめ、方向性)となるものは『ホツマツタヱ』だと思うので、私は深い心をこの文章に添え入れて書き、謹んで献上いたします。 
~ 略 ~


「賛助」というのは、相手の趣旨に賛成して力添えすることをいいます。ミカサオオカシマがオオタタネコに宛てて書きました。これこそ「トの教え」を具現化したものではないでしょうか。「二人で力を合わせて、教えを次世代へ繋いでいく。」これが「トの教え」であり「トツギ(漢字が入って「嫁ぐ」に変わってしまいましたが…)」の語源であるということは常々、私も話していますが、まさに以上の御両名は文(ふみ)を記すことで「トツギ」を実現しようとされたのです。

ミカサオオカシマは『ホツマツタヱ』のことを「よよのおきて」と説明しています。
ちなみに、オオタタネコは『ミカサフミ』のことをどのように説明したと思われますか?(またどこかで詳しくお話します)

知れば知るほど深くて広くて高くもあり、ただひたすらに頷くことしかできません。

この二書は『古事記・日本書紀』の原典であり、我が国日本のことを純粋に思って書かれた宝典である。私はそう確信しています。これまでの戦争で亡くなった兵士、討幕運動で命をなげうった先祖、そして子を守るために自身の命を犠牲にした数えきれない人数の母親たち…歴史上多くの数えきれない先祖が国を思い、そして私たち子どもや末裔を思い、尊い命を捧げられました。その人たちの想い(誠)がどんなものだったのか。誠は一本道に通ずるため、子を想う親、孫を想う祖父母、また親や祖父母を想う子どもや孫の立場であればそれが必ず理解できる、私はそう感じます。そんな大切なことについて書かれてあるのが『ホツマツタヱ』・『ミカサフミ』であり、まさに「あめなるみち」にも通ずるのです。


また次回第2回目以降の通信講座で『ホツマツタヱ』奉呈文の続きと、また『ミカサフミ』奉呈文も扱いたいと思います。二つの奉呈文はまさに名文中の名文、これ以上の名文はないだろう、そう思うほど深く心に入る文章です。講座を受けて下さった皆様、資料に書いてある抜粋文だけでも構いませんので、どうぞ何度もお読み頂き、味わってください。

その時はどうぞ数分間で構いませんから、スマホの音を切り、頭や心に存在する思考や雑念を少し横に置いて試みてください。何度か読むうちに両名の想いが深く心に入り、自身の心を清々しくして頂ける、そんな気が致します。


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