2023-03-01から1ヶ月間の記事一覧
3月も終わりに近づき、4月に入れば入学・入社シーズン。以上の節目に携わっている方たちは忙しい日々を送られていると思います。皆様はこの季節はお好きですか?寒さはやわらぎ、桜が舞い、緑も映えるこの季節。天候と同じように気分も絶好調といけばいいの…
和歌の師匠である藤原俊成と、弟子の平忠度の別れの場面の次を再掲します。其後世静まって、『千載集』を撰ぜられけるに、忠度のありし有様、言ひおきし言の葉、今さら思ひ出でて哀れなりければ、彼巻物のうちに、さりぬべき歌いくらもありけれども、勅勘の…
薩摩守忠度は、いづくよりや帰られたりけん、侍五騎、 童一人、わが身共に七騎取って返し、五条三位俊成卿の宿所におはして見給へば、門戸を閉ぢて開かず。「忠度」 と名のり給へば、「落人帰りきたり」とて、その内さわぎあへり。薩摩守、馬よりおり、みづ…
初めて講座を受けて頂いている方、リピータの方共々、受講くださりありがとうございます。学習は順調に進んでいるでしょうか。慣れない世界だと思いますので、最初はどうぞどっぷりと世界に浸かって頂ければ幸いです。日常生活において何となく「紫微斗数の…
もう一つ、平家物語の中から和歌に纏わる話を書きます。おそらく多くの方が、古典の授業は①睡眠時間だった②本文と黒板はノートに写していたが、一体何が何だかわからない③理解はできないが、とりあえずは授業を聞いていたという場合が多いと思います。このよ…
前回のブログでは紫微斗数の勉強の仕方の手順を書きました。また自身の習得した内容についてノートを作ることの重要性について書きました。私の講座で学んで頂いている方は、是非この二つの記事を保存しておいて頂けると幸いです。本日は、続きを書いていき…
前回の続きです。①平家一門の敗北ももう決まっているのだから、無駄な殺生をこれ以上すると罪を作ることになるからやめるようにと新中納言が能登殿を諫める場面。②そんな名前のない者ばかりを斬って、無駄な罪を作るな。義経(敵のトップ)を討ち取れ!と新…
紫微斗数教室で学んで頂く際の効果的な勉強の仕方を書いていきたいと思います。ノートに関しては、どのようなものか分かるように、生徒様から頂いた写真を添付しておきました。紫微斗数を学ぶのに何か特別な力や才能は必要ありません。学校の勉強の出来不出…
前回の続きです。平家一門の敗北が決まって、最期の時を悟った能登殿が次々と源氏の侍を殺していく場面です。新中納言(清盛の息子で知盛)が使者を使って能登殿(清盛の弟の子どもで教経)に「能登殿、いたう罪な作り給ひそ。さりとてよき敵か。」と声をか…
前回の和歌の話についてのブログは、古今伝授の里についてでした。引き続き紫微斗数の話と絡めつつ、文学や和歌の話を少し書きます。人間は生まれてから高校生ぐらいの時までに読んだ文章や聴いた音楽、または大人が発する一言一言が、以降の人生に大きな影…
私の開催している紫微斗数教室【川越塾】で学んで頂き、現在活動されている鑑定士の紹介を私からさせて頂きます。本日四人目は、里中美恵子先生の紹介です。≪ 里中美恵子先生の紹介 ≫ 里中美恵子先生と私の共通点は、同じ大阪生まれということで、最初鑑定さ…
私の開催している紫微斗数教室【川越塾】で学んで頂き、現在活動されている鑑定士の紹介を、私の言葉でさせて頂きます。本日三人目は、伊藤八重先生の紹介です。≪ 伊藤八重先生の紹介 ≫ 伊藤八重先生は、長年施術のお仕事をされており、数年前に紫微斗数鑑定…
師が『古今和歌集』の解釈や読み方を弟子に秘伝することを「古今伝授」と言います。岐阜県郡上市大和町は、まだ日本の原風景が残っている山里で、1221年の承久の乱の後、東氏(とうし)がこの土地を長く治めていました。東氏は初代胤行(たねゆき)を初め、…