授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

≪重要≫ 紫微斗数の勉強の仕方②

前回のブログでは紫微斗数の勉強の仕方の手順を書きました。
また自身の習得した内容についてノートを作ることの重要性について書きました。
私の講座で学んで頂いている方は、是非この二つの記事を保存しておいて頂けると幸いです。

本日は、続きを書いていきます。

④ノートを作って自身の頭を整理して頂いたら、次は実践となります。実践と言っても突然鑑定をするというわけではなく、たくさんの命盤を読み込んでいくという作業です。まずその初歩としてして頂くことは、自身の命盤と向き合うということです。
ロジックや物の見方がある程度身について頂いたときに、自身の命盤を改めて看ると、最初には分からなかったことや、新しい発見があります。

そこで注意してほしいことは、悪い部分を見つけて悩んでみたり、または人の命盤と比べてあの人の命盤は良いのに、なぜ自分のはこんな命盤なのだろうと落ち込んでみたり残念がったりすることが目的ではないということです。肉体や心を主体と置いてしまうので、以上のような悩みに繋がってしまうのであって、自身の「御霊」を主体に考えると、前生からの業・徳・因縁全てきれいに磨くために必要なことが命盤に書かれてあるのだから、自分の命盤が自分にとって一番良い命盤だということです。

そして、次のことも非常に大切です。当たっている外れていると一問一答形式のように「〇」「×」と出来事の正誤を確認するために行うのではないということです。講座の中でも何度も強調していますが、全てロジック通りに出来事が起こったら、私達は無事で安全に生きていくことなど不可能です。例えば自化Dや自化Bのある年は、事故・怪我注意とロジック上では読みますが、人によっては5本も6本もある方もいます。ロジック通りに事が起こってしまうと、毎年事故に遭わないといけませんね。実際の生活はそうではないということも多くあります。つまり、当たった当たらないで言えば外れることもたくさんあるということです。しかし、何か他の形で、もしくは自分以外の他の誰かに起こっているということも言えます。それだけ、人生は複雑に絡み合ってできているため、当たった当たらないの議論は不毛だといつも私はしつこく講座で申し述べているのは、以上の理由からです。

学んできたことと、自身の人生を照らし合わせて、自身の人生に納得して頂くということが大切ですので、当たる当たらないとか、悪い部分を見つけてさらに悩みを深くしていくと、目的から逸れてしまいます。皆様も朝起きたら早い段階でまずは鏡を見て肌の調子や健康状態を確認したうえで、今日のメイクはどんな風にしよう、髪型はどのように整えようと試行錯誤が始まると思います。そこで、自分の顔をみて嘆き悲しんだり、誰か他の人の顔と比べて延々と悩みだしたら登校・出勤できませんね。

それと同じで今迄の自身の人生を振り返り、そして今後自身はどのように生きていけば良いのか、つまりは良いこともそうではないことも全て自分の人生なのだという覚悟や腹作りをして頂くことが大切です。その納得の度合いが深ければ深いほど、確実に学びが身についているということになります。逆に、この段階でまだ自身の人生に納得できない、もしくは悩んだり、後悔したり感情的になってしまうということであれば、まだ学びが浅いということです。感情がバロメーターになると思いますので学ぶことで自身と対話してください。本来、自分の人生を引き受けることができると、段々と感情が安定し、清々しさこそ出てくるものだと思います。これは私が説明するよりも、実際に学んで頂いた方の感想やブログを読んで頂くとよく分かりますので、重ねてご覧いただけると幸いです。

自身の学びがまだ浅いと思われたら、再度録画を聴き直して頂いたり、学んでいる仲間と話したりして、学びを深めていくという作業をして頂くと徐々に、深まってきます。これが、学問(道)を究めていくということですから、人によってスピードも違えば、悟るタイミング、環境も違います。人のことは気にせずに、自身と向き合って頂ければと思います。

⑤以上の作業をしていただいた上で、次にたくさんの命盤を見ていく作業をするのが良いと思います。講座の中でもできるだけ実践できるように、命盤の解説もしています。
10回の紫微斗数講座では約10枚の命盤の解説、そして6回の育成講座でもさらに10枚以上の命盤の解説をしています。これらをコツコツ聞いて頂くだけでも約20枚~30枚の命盤を読み込むことができます。これにプラスして友人や家族のものを見ていくと良いと思います。
これに関しても、やはり当たった当たらないという次元ではなく、「この命盤の持ち主が今後、道理に沿って人生を歩いていくためにはどうしたらよいか」という視点を養うことが大切だと私は考えていますので講座もそのような作りにしています。

常々私が考えることなのですが、人生楽しいときや調子の良いときはこのような命術に頼ることは少ないと思います。なぜなら、自分の経験や知識、財力、つまりは自身の努力や能力で充分解決できるからです。しかし、人生においてのっぴきのならない出来事に遭遇した時はどうでしょうか。人間関係、夫婦関係、健康問題、失恋、離婚、破産、大切な人の死などなど、人によって起こってくる内容は違いますが、つまりは自身のこれまでの経験や能力では何ともしがたいことに遭遇することも、人生において起こってきます。ということは、これまで歩いてきた道を立て直す必要があるということなのです。立て直すというのは、歩き直すということです。あまりも違う道を歩いてきてしまっている人は、本来歩くべき道を歩けるように道を正す必要があるでしょうし、歩く道が合っていても、あまりもの早いスピードでその道を歩いていたら、それはそれで少しスピードを落とすことを求められることもあるでしょう。もしくは、歩く道も正しく、スピードも適切であるのに、あまりにも感情が悪い場合。例えば怒りや悲しみが強かったり、嫉妬や悩みが強くなる時も、人間ですからそういうこともあります。ですから、今、この人がどの部分で躓(つまず)いているのか、また、どのようにこれから歩き直すことが求められているのかということを、この紫微斗数を使って示していこうというのが私の日頃からの主張なのです。ですから、この段階に来た皆様も、ロジックの復習やそれが当たった当たらないも大切ですが、それは木に例えると枝や葉の部分ですので、根っこの部分、つまりはその命盤の持ち主が「本来どのように人生を歩いていくのが良いのか」を客観的に知るのが、この紫微斗数であるということを腑に落として、様々な命盤を読み込んでいくということをされるのが、遠い道のりのように感じますが、一番適切な方法だと思います。

紫微斗数を学ばれての気持ちの変化や、過程を正直に分かりやすく説明して頂いていますのでこちらも参考にしてください。

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