授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

個人的な事情や感情は関係ない(第一回目動画アップ完了)

通信講座『あめなるみち』~次世代へ繋げていきたい大切なこと~の第一回目の動画と資料のアップ作業が完了しました。受講者の皆様、どうぞご覧ください。内容については前回のブログと以下を参考ください。
今回は講座の中で、どのような内容を話しているのかについて一部を紹介します。

≪資料より一部引用≫

『ホツマツタヱ』『ミカサフミ』『カクノフミ』のヲシテ三書が宝典であるということは、ある人は必ず読めば分かるはずだと私は考えています。(特に原文を音読すれば必ず心に何か響くものがある)心というのは「誠」のことです。逆にこれがないと、頭で考えてしまい、他の文献にはこう書いてあるとか、学校では習ってないからおかしいなど、既存の知識と照らし合わせようとします。また、「文字を読むのは嫌い、面倒だ」「歴史やホツマツタヱなんかどうでもよい」また「こんなことを学んで何になるのか」と、学ばないうちからはねつける人もいます。

文字は「カミ」が与え給ふたものであり
「理」です。

ですから私たちの個人的な事情や感情なんかより、先に立てないといけないものなのだと私は感じます。「理を立てる」というのは、自身の感情や個人的な事情より何よりも宇宙自然の法則、一切をおつくりになった大いなる存在(アメノミヲヤ)の働きや意志を優先する、ということですから、私もそのつもりで皆様にお伝えしているということを補足として書かせて頂きました。


以上、資料の一部を引用しました。
私は、宇宙自然の法則や「理」というものは人として生まれてきたからには、絶対に学ぶべきもの、知るべきものだと感じます。
紫微斗数鑑定や講座をしているときに「私は、紫微斗数の考え方やメソッドとは合わない」と言われたことが何度かあります。特に反論はしませんでしたが、勘違いされたままだとその方の人生が良い方向にはいかないため、今後はきちんと言わなければならないと感じています。紫微斗数を学ぶことは宇宙自然の法則や理を学ぶことなので「合う合わない」「好き・嫌い」「興味がある・なし」の問題ではありません。また「飽きる・飽きない」や「タイミングが合う合わない」の話でもありません。人として生まれてきたからには必ず知っておかなければならない義務であり、それは死ぬまで続いていくものです。呼吸が苦しいのに、タイミングではないから今は息をしないという人はあまりいないと思いますが、息をするのと同じように、宇宙自然の法則や理を学ぶことは、人間にとって必要不可欠なことなのです。


以上のように私は考えておりましたが、特に言い返すことはしてきませんでした。それは分かる人には言わなくても分かるだろうと考えているためです。しかし、勝手な勘違いで迷いが深くなっている方も見てきましたので、きちんと伝えていくべきだと感じ、改めて書きました。

現在通信講座の方に収録されている動画は以下になります。

・講座概要
・オリエンテーション(前半)
・オリエンテーション(後半)
・第一回(前半)
・第一回(後半)

≪内容≫
・次世代へ繋げていくべきこと
・本当のことを教えられていない日本人
・日本人の特性と使命
・学ぶことは業を果たすことに繋がる理由
・ジャニーズの事件を紫微斗数と摂理で説く
・みちのはじまり
・「歴史」と「理」の違い
・アマノコヤネが説く、学ぶ者の態度
・サルタヒコから学ぶ心配りの仕方
・『ホツマツタヱ』をヲシテ文字で読む
・『ホツマツタヱ』と『ミカサフミ』の対比
・「紫微斗数を学ぶこと」と「鑑定すること」の違い

などなど、一言で説明するのは中々難しいのですが、以上のようなことをこれまでにお話させて頂いております。受講生の皆様、どうぞお見逃しなく、ご覧いただければと思います。オリエンテーションを含めて全12回の講座です。月に1回ないしは2回、動画をアップしていきます。登録して頂いてから1年間は何度もご覧いただけますので、どうぞじっくり学んで頂けましたら幸いです。

受講希望者はこちらから↓↓

juku-kawagoe.thinkific.com



他人が介入してよいことと、そうでないこと。

ここ数日ニュースを騒がせている芸能人と料理人のお二人の話ですが、他に報道しないといけないことはもっとたくさんあるだろうにと残念な気持ちになるのは私だけではないはずです。

人間生きていれば、いくつかは人に言えないこと、知られたくないこと、墓場まで持っていきたいことぐらいあって当然だと私は思うのですが皆様はどう考えますでしょうか。
今、公開されているお二人の交換日記はきっと、そういう類のものであったはずです。
プライベートや、特に「心の自由」は他人が決して侵してはいけない領域である。断固として私はそう考えます。

当然したことは倫理・道徳から考えればよくないことかもしれませんが、夫婦には夫婦の事情があり、また因果の法則に基づいて考えると、そういうことをするのも、またされるのも何かしらの原因(前生からのも含めて)があってのこと。だから、一概に今起こってきている出来事だけを取り上げて良い悪いと判断することはできませんし、当事者以外の誰かがそれをとやかく言ったり、ましては情報を公にしてよいはずがない。
これは情報源となっている人だけの責任だけではなく、公になるまでに誰かストップをかける人や、そういう空気は一切流れなかったのだろうかと不思議に感じます。また、それをエンタメだと考えている世の中の人が多いというのも問題です。

こんなことが当たり前の世の中でこれからの子どもや若者は生きていかないといけないのかと考えると私はぞっとします。そりゃ敏感な子どもや若者は引きこもりたくもなる、そうは思いませんでしょうか。

現代、朝起きてから夜寝るまで、いや寝ている間であっても、大量の情報が私たちの中に入ってきます。スマホには通知音とともに大量のニュースが入ってきますし、SNSを開けばそれを取り上げる動画や文章、画像が目に入ってきます。しかもとてつもない量とスピードですから、知らず知らずのうちに脳疲労を起こしてしまう。神経過敏や不安障害、不定愁訴を訴える方がこれだけ多いのは、このような異常な日常を送っていることにも起因すると私は推察しています。人間の自然なリズムというのはもっとゆるやかですから、今の世は、生きているだけでもう、心身共にしんどいという方がたくさんいるわけです。

この世の中の状況を一人で変えることは難しいですし、機械にそれらを全て任せてしまっているため、世界中の電気が一斉にシャットダウンしない限りは、行きつくところまでいってしまうでしょう。

こんな世の中で私たちがすべきことなのは、この世の中で「自分」はどのように生きていくのか、どのような選択をするのか。それがものすごく問われているように感じます。

SNSを見てはそこにいちいち感情を湧かせて、人と一緒に噂や悪口を言う日常を選ぶのか、もしくは少し冷静になって情報や人と適度な距離を取り、自分の生活の中でやるべきことに取り組むのか。

前者を選ぶと「楽で、楽しい」かと思います。
後者は距離をとるわけですから「孤独で、楽しくない」かもしれません。

しかし、そんな陳腐な楽しさなんてこちらから願い下げてしまうほんの少しの「勇気」を一人一人が持つこと、これが今私たちに求められているのではないかと思います。

本当に一生懸命自分の人生を送ろうと思うと、人のうわさ話をしたり、悪口を言う暇などありません。人生というのは肉体の快楽ではなく、魂の成長のために存在するものですから、一生懸命その時その時を心を尽くして生きること、これが大切なのです。

仕事も、主婦業も、学業も全部そうです。また病気で今動けない人は、休養することがその時を生きることですし、赤ちゃんは日々大きくなるために食べて、寝て、身体を動かすことがその時を生きることです。この先の人生ももう短しと言う方も、自身の人生を幕引きするまで一生懸命その時を生きる。

そう考えると、本来誰一人として、人のことをとやかく言っている時間なんてないものなのです。全て自分がどうあるべきかが問われているので、大いに孤独で良し。そのように生きる者同士が縁を結んだときには、きっとお互い素晴らしい友、仲間、同士となれるはずです。紫微斗数で言うところの「縁起(生年A)」の本当の意味だと私は感じます。


そんな潔く、かしこい大人が増えることでこれから生きる子どもたちの未来が少し変わるといいな。心からそう思います。

 

著書の感想

 

拙著『授かりし命をつなぐ道』を読まれての感想を頂戴しましたので、ご本人に了承の上、ブログにアップさせて頂きます。

≪ご感想≫

本を読み、とても衝撃を受けました。
「地球環境が整えられてから人類が誕生した」という事実に対し、自身も『ホツマツタヱ』で学んでいる事柄なのに、その成り立ちの順序の重大さに、今更ながら気づかされました。「大自然の法則が先に存在する」という当たり前と思えることを自分が解ってなかったということが、本当に驚きでした。因果の法則も、きちんと解っていませんでした。

何度も読み返しながら過去を振り返り、自身の思い方のクセを見つけたりしました。そして自身の足りないところ、過ぎる部分も少しずつ気づき始めました。
宇宙の仕組みだけでなく、自分自身のことすら本当は何も知らなかったということを知りました。

果たすために一番良い環境と自身の性格を持たせてもらっているのに、まだ変わらなければいけないと思っている自分がいたり、認識できている自分ではなく、思ってもいなかった自分を発見する機会をこの本は与えてくれました。

とても深い感動を得たのに、言葉にするとなんだか薄っぺらい感想になってしまうのが申し訳ないのですが、とにかく各々が何度も読み返して感じて欲しいと思います。
難しいことを簡潔に、でも非常に大切なことが書いてある有り難い一冊だと心から思いました。

世に送り出して下さったことに、心よりお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。(引用ここまで)


ありがとうございました。
『授かりし命を繋ぐ道』は100ページ程度の本なのですが、最初原稿に著したときはその倍以上のページがありました。ちなみに、私の紫微斗数の講座を全て受講して頂いた方は70時間以上の講義を聴いて学んで頂いているのですが、その70時間以上の内容を凝縮に凝縮しきって書き、またさらに削いで削いで100ページ程度にまとめたのがこの本です。

普段本を読まれない方や、これから「みち」を歩こうとする方に「これなら読もうかな」と思って頂くためには、できる限り分量を減らすことと、周辺情報を全て省き簡潔に記すことが最優先事項だと考えたからです。

真理や宇宙自然の法則というものは、どこを切り取っても矛盾がなくシンプルで筋が通っており、一つにまとまっていこうとする作用を持っています。つまり、全て一本に通じるということです。古来日本人はそれを「みち」と呼びました。「こんなの矛盾だらけだ!」と捉えてしまうのは、人間のその時の感情や認知の仕方が揺れ動くものであるからであって、本来真理や宇宙自然の法則というのはコロコロ変わることはありません。

ちなみに中国の老子はこれを「一(いち)」と表しました。
「万物得一以生(万物は一を得て以て生じる)」という言葉を遺しています。
簡単に訳をすると、万物は「みち」を得ることで生まれ、続いていくということです。

逆に言うと、人間の勝手な解釈で作り出したものや、「みち」に沿っていないものは自然淘汰(自然の成り行きで消えていくこと)されます。ですから私たちは「みち」とは一体何なのか、宇宙自然はどのような道理で動いているのかを知らなければならないのです。

私は、以上の道理を知った上で背くのはもう仕方がないと考えています。他人が無理矢理引っ張って「みち」に沿わせることもできませんし、それも全て自己責任だからです。しかし、知らないまま彷徨って「みち」から逸れている方は、おそらく日常生活で息(生き)苦しいことが起こってきているかと思いますので、まずは「みち」の入り口に立って頂くためにもこの書をお読み頂ければ幸いです。

また既に読んで頂いた方は、さらっと読んで終わりではなく(おそらくさらっと読めてしまうと思うのですが)「一体、自分はどう生きるべきなのか」「本来どのように生きるべきなのか」と迷われたときにまた手にして読んで頂ければ、その時々でピンとくるところが違いますので、是非、皆様が歩かれる人生のお供の一つにして頂ければありがたいです。


『授かりし命を繋ぐ道』はこちらから購入いただけます。
前書きはスマホから読めるように公開していますのでどうぞご覧ください。

↓↓

bookplt.com

鑑定のご感想


以前、鑑定に来られた方から感想を頂戴しましたので、掲載させて頂きます。

≪N様感想≫

知人の紹介で鑑定を依頼しました。
内容は結婚7年子供を授からず、不妊治療開始前に大きな夫婦喧嘩になって、離婚問題へ発展した時に、たまたま紹介頂き濵田さんの紫微斗数鑑定と出会いました。元々占いは好きでしたが、正直半信半疑のまま初めての鑑定に行きました。

鑑定後、前世から現世へ続く課題や産まれてきた意味、なぜこうなったか…など、心のモヤをふぅ〜っとかき消されたイメージがありました。

心が軽くなり、今起きている事をポジティブに捉える事が出来、成るようになる事が人生だと、とにかく全てのことを有り難く捉える事ができる様にリセットされました。

帰宅後の感覚は見事に悟りが開き、夫との関係も有り難く受け取れる事ができる様になっていました。その後、夫との関係も無事解決、不妊治療を開始後、4ヶ月で念願の我が子を授かる事が出来ました。

あの日、濵田さんの紫微斗数に出会わなければ今の私はいません。沢山の方がこの方に出会い、素直な心で鑑定を受けてほしいと節に願います。


N様、ありがとうございました。
私が記憶しているのは、N様の非常に切羽詰まった表情でした。事情を聴くと鑑定が終わって踏ん切りがついたら離婚届けを出そうと思っているというぐらいの差し迫った状況だったように思います。

現代の婚姻制度は人の心の変化よりも、書類を提出することが何よりも重要になります。猶予期間、つまり「間」のようなものがありません。提出したら結婚成立、離婚成立と一瞬のうちに決定されてしまうからです。

例えば「妻問婚」が主流だった平安時代の場合、3日間連続で男が女の元に通ったらそれで結婚が成立。逆に、男が3年間女の元に通わなければ離婚成立。今のようにメールや電話はないので、和歌のやり取りでお互いの気持ちを確認するという大らかな時代が過去にありました。それが良いのか悪いかの議論は別にして、そのような大らかな婚姻制度であれば、自分の気持ちを整理する時間も確保できますし、別れる際も自然消滅ということになりますから、敢えて「切る」ということをしなくていいのです。

さて、離婚を経験された方や、離婚を考えたことがある方は、現状と感情は別物だということがよく分かると思います。つまり離婚したいが、様々な自身の感情や人間関係、あとは金銭的な問題で離婚できないというケースが非常に多いのはそのせいです。

ちなみに人間の感情というのは生年Cですから「縁続」と言って「続く作用」になります。逆に離婚というのは「トラブル・訴訟」の意味があるので生年B、もしくは生年Dの意味合いが強く出ます。生年B・Dというのは、天地を意味する星なので猶予がなくバサッと「切る作用を持つ」つまり電光石火のごとく早いわけです。おそらく、感情や金銭問題などを別にすれば離婚に至ってしまう夫婦は世の中にたくさんいるのではないかと思います。しかし、トラブルが起こって即離婚となる夫婦は少ないですよね。人間の情やあとは夫婦を取りまく人間関係(子どもや親・親戚付き合いなど)または世間体、金銭的な問題などがありますからすぐに離婚とはならずに、グルグルと悩みながらでも一緒にいるという夫婦が多いわけです。そのへんのしがらみや、感情なども整理できた時に本当の意味で「縁」というのは切れるのだと思います。

まだ悩んでいる段階の夫婦の場合、離婚するのも、また婚姻生活を続けるのも覚悟がいります。そんな方に、紫微斗数を是非受けて頂きたいです。
N様は、なぜこのようになっているのかということが鑑定により整理できたため、この先の覚悟ができたのだと私は考えています。
決して鑑定を受けたから何か奇跡が起こって状況が変わったり、簡単に縁が切れるということはありません。そもそも鑑定師や命術を扱う人間は、呪術のようなものをかけるのが仕事ではないです。あくまでも皆様が人生の主人公で、鑑定は人生を歩いていくための道しるべであるということです。

さまざまな感情や、人間のしがらみなどでこんがらがっているときに、自身のこれまでの人生と、これからの人生を振り返り、またN様のように「素直な心」でこの世の仕組みを引き受けて頂くと、ストンと腑に落ちるものがあるように思います。授かったそのお子様は、N様が様々な状況を引き受けられた結果授かった何よりもの「賜物」である、そう感じます。本当におめでとうございました。



鳩サブレと芋けんぴと太陰(母性)②

前回のブログの続きです。少し紫微斗数の話に入ります。

実は私の祖母とYさんの天干が同じなのです。天干というのは、戊(つちのえ)年生まれとか、壬(みずのえ)年生まれとか、生まれた年で決まっています(申年とか酉年などの十二支とはまた違います)。ちなみに祖母もYさんも、戊年生まれですから下図のように、どこかに太陰Bが入っています。祖母は生年時間が分からないので命盤が出せないのですが、かなり特徴的な人生を送っているため、大体の命盤の予測がついています。おそらく、命宮に太陰Bがあります。そしてYさんは父母宮に太陰Bを持っています。

 

太陰というのは女性を代表する星で、「母性、受容、慈愛、繊細」などといった性質が強く出ます。祖母は命宮に太陰を持っていますから非常にその性質が強いと思います。

そしてYさんに関しては、まずYさんのお母様が、上の性質が強い方なのだと推察できます。そしてその性質をYさんが引き継いでいるわけです。欽天四化紫微斗数ではそう読みます。ただ太陰に生年Bがついているので、色々背負わないといけない人とも見ます。ちなみに祖母は嫁ぎ先の家系の業を一手に背負って清算した感がありますし、Yさんのお母様もおそらく、家庭内で本来は誰かがしないといけないことを代わりに引き受けていることが多いかもしれません。それが生年Bの簡単な意味合いです。
しかし「太陰」という星の性質上、あまりそれらを表には出しません。基本的には受容し、影ながら控えめに存在するという感じでしょうか。

先ほどから出ている「受け止めて分け与える」というキーワードですが、本来は女性に与えられた役割になります。逆に男性は「発する」役割です。

例えば・・・
外で食べ物を確保し、持って帰ってくるのが男性の役割。
それを受け取って、配分や料理内容を考えて家族に分け与えるのが女性の役割。

こう書けば分かりやすいでしょうか。当然、男性の中にも女性性が強い人もいますし、女性の中にも男性性が強い人もいますから、正しい間違っているということはありません。本来は、以上のように作られているということだけです。

例えば私は非常に男性性が強く、また出会っていく男性は非常に女性性が強い傾向にあると感じます。これは大体命盤や自身の日頃の行いからも推測可能ですからまた、そういう視点でご自身を振り返って頂くと勉強になると思います。

例えば私の場合、特に何かを「分け合う」ということになるとその時間、何故かモジモジと少し恥ずかしくなるのです。例えば鍋をつつき合うのは苦手で、よっぽど腹を割った人でないと今でも食べにくいです。また何かを頂く場面になると、ソワソワし始めたり、嬉しいのに必要以上にクールに装ってみたりと、昔からこんな感じなので、女性性・男性性の問題ではなく、私という人間が少し変わっているのかもしれませんね。

以上のようにそのやり取りの場面が恥ずかしいので、こちらが渡す側のときも分け合いっこするというより、もう全部持っていってとさっさと事を済ませてしまったり、大体何も言わずに玄関に置いていったりすることが多く、少し挙動不審になります。
Yさんに袋を渡されると何故か少しモジモジして遠慮がちにしているのは、実は嬉しいくせに照れてるだけなのです。祖母とのやり取りも同じでした。私たちが来る時まで、缶を開けずに待っててくれる優しさも、また何気ない時間を過ごすのもすごく嬉しかったのに、なんか照れが入って、ぶっきらぼうにしか表現することができませんでした。昔から大好きな人であればあるほどそういう態度になってしまうのですが、今となっては素直に、感謝の気持ちを祖母に伝えたら良かったなぁとか色々後悔したりして、本当に不器用な性格だなと自覚しています。


さて、Yさんの姿と祖母の姿を重ね合わせることが多いのは、おそらく太陰の性質が強いからなんだなと改めて感じました。「分け与える」という行動や想いがきっと、当たり前のように出てくるのだと思います。決して、物だけを分けてるわけではなく、気持ちや想いの共有をしましょうよという意味ですもんね。そのあたりの表現が得意ではなく、照れてるだけですっ飛ばしてしまうことが多い私は、Yさんから大切なことを思い出させて頂くような気がして、ありがたいことだと感じます。

ちなみに、女性の代表になる星は「太陰」ですが、男性の代表になる星は「太陽」です。太陰の星がどこにあって、どういう状態であるか。また太陽の星がどこにあって、どういう状態であるかでも、結婚生活や人間関係、一生の傾向などもある程度見ることができます。定めと言うのは、星の位置によって決まるわけですから(つまり大自然の法則に基づいて自身の定めが決まるということです)人力で変えられるものではないと常々思います。周りと比べたらきりがなく、自分が持たされたものを良しとして、そしてそれを良い方向に生かして生きていくのが良いということです。

おばあちゃん、あなたと出会えてすごく幸せでした。ぶっきらぼうにしか返事できなかったのは、あなたのことが大好きで大好きで仕方がなかったからです。
Yさん、あなたが袋に何か入れてくれたり、時には計量器まで出して分けてくれてるのに、私はただ笑ってモジモジしているだけなのですが、また色々分け合いっこしてください。

以上、太陰についてでした。


鑑定の案内はこちらにて↓↓

sanetaka.hatenablog.com