授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

夫婦関係の見方② 


前回のブログ

sanetaka.hatenablog.com

の続きです。

「現代においてなぜ結婚生活が必要なのか。」について今回は書きたいと思います。
これも人それぞれですから、まず大枠のところから書いていきたいと思います。

先ず一つ目は、因果の法則によって前生の貸し借りを返すこと、また自身の課題を果たすために結婚生活が必要であるということです。

本ブログでは何度も説明している通り、私達は前生前生で、自分がしてきたことを「果たす」ために生まれてきています。「果たす」とは、遂げること、簡単に言うと刈り取ることです。前生、配偶者に借りがあれば今生結婚して借りを返す、子どもに借りがあれば子どもに借りを返す、親(義父母)に借りがあれば返さなければなりません。


逆も然りで、前生配偶者や子どもに貸しが多い、つまりそこに尽くされたと表現すると分かりやすいと思いますが、そうすると今生返してもらう側になります。また夫婦間でも100%借りがあって、100%貸しがあるということはありませんので、返したり、返されたりのバランスがちょうど良い相手と出会います。夫婦でも、友人でも、親子でも全て同じです。

紫微斗数の命盤の生年ABCDや自化ABCD,向心力ABCDは、前生の貸し借りや自身の行いを見るものだと理解して頂くと良いと思います。だから今生出会っていかなければならないということです。時々そんな宿命なんか関係がない、ポジティブに考えていたら避けることができると仰る方がみえますが、いくら見て見ぬふりしても、必ず形や人を変えて出会っていくことになります。また自分は変えたように思っていても、やり残したことは、自身の子どもや孫、身内、そしてまた来世へと受け継がれます。これが「宇宙自然の法則」であり絶対の法則なのです。

花を育てようとしたときに、種の撒き方や、土の性質、水のやり方、タイミングやそして育てる人の思い方等々が適切ならば、素晴らしい花を咲かせることができます。しかし、逆の場合、途中で枯れたり、思うような花が咲きません。花も人間も同じです。
加えると、人間は魂が主体で前生を持っていますから、どのように生きていけば良いか、何をすべきかは人それぞれですから、その人なりの生き方、つまり果たし方を知ることが大切だと私は感じています。

そして鑑定や講座において、それらを知ることはもちろん必要ですが、それを当てたり予想して終わりというのではなく、「日頃どのように種を撒いていけば良いか」を知るきっかけになるような鑑定や講座にしたいというのが私の願いです。

話を元に戻しますが、これを夫婦関係に応用すると自分が前生、夫や妻としてどういう行いをしてきたか、これが「因」になります。そして、今生自分が出会っていく配偶者や夫婦生活の傾向が「果」になります。つまり、夫婦生活において果たすべきものが残っている人は、結婚しなければならないわけです。逆に果たすものが少なければ結婚する必要はないということです。

(補足:結婚しない人は夫婦のことで果たすことはなくても、他に果たすべきことがありますから、独身だから気楽だとか、結婚しているから安心だとかそういう発想は極めて短絡的な考え方だということを附記しておきます。)

結婚する場合、自分が果たしていくためにちょうど良い相手になっています。またどんなに相手を変えても、また時期を選んだとしても、いざ結婚するとその後の生活の傾向は大体命盤通りになっていきます。これは勉強をし、また鑑定を実際にされてみえる生徒様なら良く分かって頂けると思います。よく似た「因」をもっている者同士しか縁はできない、つまりこれを「因縁」と言いますが、この仕組みが分かると、相手が悪いと攻めたり、または相手を変えようとすることが人生において、求められているわけではないということが良く分かります。

ただ命盤がどうであっても、命に係わること(虐待やネグレクトなど)は許されることではありませんから各々の具体的なケースはまた鑑定や講座の方での解読に譲り、ここでは大きな枠組み、法則を中心に「夫婦関係の仕組み」について書かせて頂きました。