授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

紫微斗数とは何か②

 

前回は、命術と占術 の違いについてご説明させて頂きました。

 

私がさせて頂いている紫微斗数は、占術(占い)ではなく、自身の定めを知るための「命術」です。こんなことを知る必要があるんですかというお声も出てくるかもしれませんが、私はあると考えています。何が起こってくるか、いつそれが起きるかということを細かく知る必要はあまりないと感じますが、(ただし勉強をしていくと段々それも分かってくるため、諸刃の剣にもなります。やはり命術は扱う人の良識やそれを学ぶ目的が大切だと感じます)法則を知る必要があるということをここで強調したいと思います。

それはなぜかと申しますと、少し魂のお話をしなければなりません。
魂というのは、「たま」と「しい」の2つからできています。

「たま」は天の「わけみたま」つまりはこれが先日のブログに書きましたあの世とこの世を行ったり来たりしている人間の本体でもあります。

次に「しい」は地球上で肉体を得て生存していくために必要な「欲求の元」になるものだと、捉えて頂くといいと思います。例えば日々の生活のなかで「お腹が空いたのでご飯が食べたいな」「疲れたので少し寝よう」という欲求に従うために私たちは肉体を存続することができます。その欲求の元になるものが「しい」だと理解して頂くと分かりやすいと思います。

「たま」と「しい」が魂の緒というもので結びついて「たましい」となり私たちの肉体に宿ります。これが二つ結びついて地上で生きていく準備が整うのです。東洋医学でも「氣海・丹田」という言葉がありますが、ちょうど臍のうらっかわにその「魂」が埋められています。身体の中で一番大切なところは、心臓や脳と思われがちですが(もちろん全ての臓器が大切なことには違いありませんが)、主軸とする部分は「腹」です。日本の武士が腹を斬ったのは自身の主軸がそこにあると考えられてきたからです。

近年「腸内環境」や「腸」にアプローチされている本や施術家が増えてきていますが、頭脳偏重の世の中に人々が疲弊し、転換を迫られているという象徴だと感じます。もちろん、古来の人たちはみなそれを知って生きていますから、何も目新しいことではなくこれから元に戻っていく作用が働くのだと思います。


続いて、紫微斗数の命盤ではどういうことが読み取れるのかについて書いていきたいと思います。あらゆることが読み取れるので細かい部分については実際の鑑定や講座でお伝えすることになるのですが、こちらでは基本的に抑えておいていただきたい部分を挙げてご説明させて頂きます。