授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

「自分」とは何か③ ~ つまり「自分」とは何か ~

前回前前回のブログでは「自分探し」=仕事探しでは決してないということ、また「天職」とは一体何なのかについて書きました。

それでは人生の目的とは一体何なのかと申しますと、繰り返しますが「自身のしてきたことを果たすこと」まずはこれに尽きます。天職を持っているか否か、男であるか女であるか、地位があるなしは一切関係なく、平等に与えられている目的なのです。

自身のしてきたことというのは、今生だけではなく前生の良いことも悪いことも含めてです。私達は何度も何度も転生してきています。肉体は借り物ですが、「魂」は前生からのものであり、正真正銘の自分でもあります。様々な行いは、脳では忘れていても全て「魂」が覚えていますから、形を変えてそれが結果として色々出てくるのです。
そうであるならば、自身が一体どういうものを持ってきているのか(=これが紫微斗数の命盤で見ることができます。)を知っておくことや、学んだりすることは必要なことではないかと私は考えています。
決して人と同じではないですから、それを知ることで自分なりの生き方に辿り着くきっかけになると思うのです。

例えば、いくら仕事で成功している人でも前生、配偶者に借りがあるのであればその問題と向き合い、きれいに返さないといけません。また自身の親に貸しがあって、比較的良い環境で育てられたとしても、自身の子どもに借りがあるのであれば、大なり小なり子どものことで苦労します。それは前生の借りを返すために必要なことだからです。

多くの日本人は、真面目で一生懸命生きていますので、何でコツコツ頑張ってきたのに自分の人生こうなってしまうのかと嘆く場合が多いと思います。
子どものために、家庭のために、親のために、部下のためにと粉骨砕身した結果、全く自分の思ってもみないような結果になることも、ままあるのが人生です。それは、決して努力不足でもなんでもなく、その人が「果たさないといけない」ことだったということなのです。

「自分」とは何かというのは、性格や適職を知るだけでなく、自身が一体なにを果たしていかないといけないのか(一つだけではありません)、それも含めて「自分」なのだと私は確信を持って鑑定をさせて頂いております。