授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

子どもや孫に何を残すか。


久しぶりの投稿になります。
さて、これまでは紫微斗数に関する話がこのブログの主たるものでしたが、色々と準備が揃いつつありますので、これからは多岐に渡る発信をしていきたいと思います。

まずその前に、、、
私たち大人は、これからを生きる子どもや次世代に、
人として生きていく上で大切なことを伝えていかなければなりません。

財産を遺す、土地を遺すことも大切かもしれませんが、人間は物質だけでは生きていけません。魂というものを持っており、またそれが人間の「主体」になりますから、精神的な支柱の方が絶対に大切なのです。紫微斗数で言うところの福徳宮にあたるものだと私は考えています。


つまりは志、心の持ち方、無形財産(教え、技術、知恵、趣味)など。
またあらゆる教えの中でも大切なのは
私たちは、何をするために人として生まれてきたのか、いかにして人は生きていくべきなのか」という根本原理であると追記しておきます。

ちなみに福徳宮は、具体的に祖父母、もしくは隣宮の関係で父母を見る宮でもありますから、以上のような精神的支柱というのは、祖父母、父母である大人が子どもや孫の世代に伝えるものである。なるほど、こういうところから考えても、紫微斗数の法則は全て理に適っていると感じます。(もちろん血縁は問いません。近所の大人や学校の先生、師匠、上司でも良いです。独身だからとか、子どもがいないから自分には関係ないということはありません。人間という生き物を続ける限り、教えを学び、次世代に繋いでいくということは義務だということです。)これがそもそもの自然の法則、摂理ですから、私たちもそれに沿わないといけないということなのです。

困っている部下や子どもがあなたに
「私は、これからどうやって生きていけばよいの?」
「何で僕は生まれてきたの?」
「もうこれ以上、生きたくない」
と訴えてきたとしましょう。
こんな時に何となく適当にはぐらかしたり、「忙しい」「分からない」と責任放棄してしまうとその部下や子どもの心は一瞬で閉ざしてしまいます。閉ざすのは一瞬でも開くのは何十年かかるものなのです。
拙くてもいいので自分の言葉で真理を語ってあげられる、そんな芯の強い大人が増えていけば、自ずと世の中は良くなる。私はそう信じているため、本ブログでも形を変え、品を変え、何か皆様の学びやヒントになるようなことを引き続き書いていきたいと思います。真に自身を強くするため(体調や心の強さではなく、人間の主体である「魂」の強さ)、そして皆さんにとって大切な人を守っていくためには、手っ取り早い開運方法や人間の作ったハウツーではなく、大いなる宇宙自然の法則を学ぶ必要があると感じるからです。

さて、本題です。


このブログでも時々登場しますが、『ホツマツタヱ』を一部抜粋したものです。
皆様は『ホツマツタヱ』に関してはどれほどご存知でしょうか?
全く知らない。名前だけ知っている。中身を読んだことがある。原文に触れたことがある。色々だと思います。

ごくごく一般的な説明は
『ホツマツタヱ』は景行天皇の御代(西暦100年頃)ヲヲタタネコによりまとめ上げられた歴史書
ということになります。

ここに私なりの解釈を簡単につけると、これは単なる歴史書ではなく、
人間の存在意義を説いた思想・哲学書でもあり、またあらゆる分野における実践書でもあり、また上(=カミ。先祖のこと)が後世に残した教え・願いが書かれた書物であると考えています。

編纂したヲヲタタネコは、歴史的事実を記すことはもちろんのことですが、既に天上にいる先祖や、宇宙自然を司る神々とコンタクトを取りながら書き上げたのだと私は推察しています。

日本人にとって非常に大切なことなので、もう少し次回続けます。