授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

伊雑宮巡り

 

伊勢神宮内宮には天照大御神が祀られてあるという認識が一般的ですが、ではその天照大御神とは一体何をしたカミであるかともし聞かれたら、皆様はどのようにお答えになられるでしょうか。

女性神?太陽神?天岩戸に隠れた神様?

『ホツマツタヱ』にはそれが全て明かされています。
本日は、ごく一部になりますが、『ホツマツタヱ』の一部から、アマテルカミの移り住んだ場所を見ていきたいと思います。

         


「やすくにみや」「いさわのみや」と出てきます。
イサナキ・イサナミのご子息であるアマテルカミはヒタカミ(日高見)から戻り、
「やすくにみや(富士山の山麓にあった)」を築き、そこで即位されます。その後「いさわのみや」に遷りますが、この「いさわのみや」というのが、現在志摩市磯部町にある伊雑宮(いざわのみや)、もしくは伊勢市磯町にある磯神社だとされています。

そしてその後、12人の妃を罷ったアマテルカミは「うちみや(宇治宮、つまり現在の伊勢神宮)に移り住むことになります。

以上のことを知る前から、伊雑宮には何度か足を運んだことがありましたので、非常に驚いたことがあります。もしアマテルカミや『ホツマツタヱ』に登場する方たちが、この地でマツリゴトを行っていたかと思うと、非常に感慨深いものがあります。

『ホツマツタヱ』を発見された松本善之助氏も、東京からこの地をはるばる訪れたことがあるとのことで、久しぶりに訪れてみました。

 

アマテルカミは、父母のイサナキ・イサナミがアワウタを謡いながら、民の言葉を整え、そして国を整えてきたことに習い、自身も毎朝アワウタを謡われたそうです。アワウタは四十八音ありますが、この四十八音の言葉は天から降り注ぐ恵みである。

つまり、言葉というのは人間が作ったものではなく、宇宙自然の一切を司るカミが作ったものであるということをアマテルカミは知っていました。

ですから、それをうたうことで民の心身が安定し、また自然と調和しながらあまねく人が平和に暮らすことができると考えられたのです。

観光地化されていないため、いつ訪れても人がまばらで静かに参拝させて頂くことができます。これまで明かされてこなかったアマテルカミの真の想いを、少しでも受け取ることができればと私も、アワウタを唱えてきました。