なぜいじめがだめなのか、子どもに説明できますか?
以前、ある教室で以下のような質問を子どもたちにしてみました。
対象は高校生です。
「いじめに合ったこと、いじめをしたこと、もしくは現場を発見したことが
これまでに一度もないという人」
20人程度いるクラスで1人か2人、手が挙がりました。
挙手をした子どもも非常に素直に答えてくれたと思います。
私が「幸せな人生を送ってきましたねぇ」と挙手している子どもに伝えたところ、
本人も周りの生徒も「うんうん」と頷いていたように思います。
上のケースでいくと、9割の子どもがいじめの現場に何かしらの形で接触しているわけですが、それだけいじめというのは当たり前のように行われているということです。
またパワハラも同じく、どこの会社や組織にでも、そういう上司がいるのは当たり前になっているのが現実です。
いじめやパワハラがいけないことぐらい誰でも分かっているはずなのに、
なぜ無くなることがないのでしょうか。
また学校でもいじめはだめだと教えてこられてきているはずなのに、
なぜいじめは無くならないのでしょうか。
皆さんは大切なお子様、お孫様に、
「なぜいじめはだめなのか」ということをきちんと伝えることができるでしょうか。
そしてもしお子様やお孫様がいじめられたり、いじめたりしたときに毅然と対処することができるでしょうか。
私は、表面的な道徳の話では以上のような問題は解決しないと考えています。
要は人間というのは、
よっぽど自身を高みに持っていこうという思いがなければ
簡単に自分の感情に流されてしまうということを知らなければなりません。
いじめやパワハラもおそらく最初は「嫌い、合わない、何となくイライラする、嫉妬の気持ちが沸く」こんな感情から始まるものではないでしょうか。
この感情が行き過ぎるといじめやパワハラ、つまり「行動」に繋がるわけです。
ということは、いじめをしたりいじめられたりする可能性は誰にでもあるということを知らなければならないし、それをきちんと教えなければならない。私はそう感じるのです。
紫微斗数の理論を学ぶとその仕組みが非常によく分かるので、また通信講座の中でも説明します。先日アップした第2回の通信講座『あめなるみち』で「なぜ、いじめがだめなのか」という説明を、道理・摂理で説くという試みをしてみました。
ご覧なって頂き、まずは仕組みを学んで頂ければ幸いです。
自身が学び、強くなること。そうでないと、子どもやお孫さんを守ることはできません。自身がフラフラしないためにも学んで頂き道理をしっかり身に着けて頂ければ幸いです。