授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

お子様の進路選択①


12月に入ろうとしておりますが、受験生(特に一般入試)はここからが本番だと思います。

自身が受験生の時からずっと感じていたのは、9月10月が新学期だったら良いのにということです。なぜ雪が多く、また風邪が流行する時期に試験があるのだろうか。そんなことを考える私はひねくれ者なのかと言えば、どうやらそんなこともないようです。

私は昔、大きく体調を崩したときに、野口整体に出会いました。上のことを先生に質問してみたのです。その先生から教えて頂いたことは、「人間の身体というのは、骨盤が閉まってくる9月が一番コンデションが良いので、本当は入試や新学期も秋にあると、良いんだ」ということでした。

4月~夏に向けては暑さに備えて骨盤が開いてくる時期なので、身体に力が入らずにぼーっとしてしまう。逆に9月~冬に向けては寒さに備えて骨盤が閉まってくるので、身体に力が入って集中しやすいとのことでした。

自然の摂理に基づいて生きるというのは、なるほどこういうことにも繋がっているのだなと非常に納得したことがあります。では何故、そんな時期に入試があるのでしょうか?正解はいくつかあると思いますが、ご興味のある方はまた考えてみてください。

以上のことを踏まえても、受験というのは非常に不自然なものだということが分かりますし、人間の身体にとっても非常に無理を強いられるものなのです。
しかし、現状の教育システムに完全に逆らって生きるというのも、中々難しいため(逆らってでも本道を歩こうとする勇気と確信をお持ちの方は、自身で道を確立していくのが良いでしょう。)その中でもお子様にとってベストな方法を探っていったり、様々な方向からの視点を養うことが、親や教師の役目だと私は考えております。

さて、まず進路選択でよくある質問が自分は文系か理系か、また自分は一体何に向いているかというご質問です。現代は学部が細分化されているため、中学校の時から文理選択を迫られるお子様もみえます。

例えば将来、医者や看護師になりたいのであれば理系を選択します。特に数学と理科の選択が複雑です。簡単に書くと数Ⅲまで必須なのか、または化学は必修なのかなどそういう細かい選択が必要になるということです。
また歴史を勉強したいということであれば、文系を選択します。理系に属してしまうと古文や現代文の授業が減るため、やはり文系を選択しておいた方がよい。

受験する大学や学部によって科目が細かく決まっているため、取得する授業もそれに応じて選んでいかないといけないというのが現在の教育システムなのです。

だが!しかしです。。。人間の脳の中身や性質というのはそんな単純に分けることができません。また様々な縁の中で、やりたいことが変わることもあるし、そもそも機械的に分けること自体が不自然なことだということを、今回述べてみたいと思います。

高校の教員をしていた経験では、どこの学校も大体高校1年生の夏~秋にかけて文理選択を行っていました。入学早々、学校に慣れる慣れないの時期にそんな大切なことを選ばないといけないのも、子どもたちも大変だと思います。また担任によっては丁寧に面談してくれない場合もあるのが現実です。そして、この辺りから勉強や高校生活のリズムに乗れなくなり不登校になる場合もあります。16歳17歳のころの自分を思い出してみてください。繊細で、傷つきやすく、感性が本当に豊か。まるでスポンジの如く様々なことを吸収していく時期でもあります。

また文頭にも書きましたがただでさえ5月や6月は頭や身体がぼーっとしているのに、選択を迫られる事項がたくさんある。5月病というと言葉は簡単かもしれませんが、とにかく自然の流れと反しているのと、情報過多で心身がついていかないのです。

現実を知る上でも、親御様や紫微斗数を学ばれている方(こういうことも知った上で鑑定されると深い鑑定ができるようになると思います。)に参考になれば幸いです。
次へ続きます。