授かりし命をつなぐ道

紫微斗数鑑定をしながら、ヲシテ文献や大自然の法則について研究しています

お子様の進路選択③ ~具体的にどうすればよいか~


では、具体的にどのように進路選択をしていけばよいのかについて書きたいと思います。

①まずは自分の気が向くこと、また頂いた縁をきっかけに取り組んでみること。
文系・理系関わらず、自分の心が引かれることに取り組んでみることから始まります。また最初は心が引かれなくても、何となく声がかかった、また何度も声をかけられたものというのは、皆さんにとって縁が深い内容です。自分の勝手な判断で無闇にはねのけるのではなく、一度その話に乗ってみても良いのではないかと私は考えています。得意・不得意・できる・できない、勝ち・負けに振り回されずに、一度取り組んでみる勇気を持つことが大切なように思います。

②やると決めたのであれば数年間は地道に続けてみること。
とにかく数年続けてみないことには物事の本質は分かりません。また好きで取り組んでいたことでも、面倒なこともたくさん出てきますし、物事を継続しようと思うと、必ずマンネリ化してきます。大体そういう時に気分のむらっけが出てしまい、そのまま辞めたり、他のものを探しに行くことが多いのですが、辞めずに何とか数年は取り組んでみる。人生は長いのでそれから判断しても遅いことはありません。

③誰かに相談するのであれば、口を挟まずに自分の話をきちんと話を聞いてくれる大人を探すこと(親が無理であれば、先生や地域・親戚の大人に求める)。
何かを始めるときには、大体余計なことを言ってくる人が出てきます。

そんなことをして何になるんだ
金にならないことをして何の意味がある。。。(よくある台詞ですネ)
また自分の持っている知識や経験を一方的に喋ってくるなど

こういう人は、良かれと思ってあなたにアドバイスをしてくるのですが、あなたの人生に責任を持ってくれるわけではありません。はっきり言って余計なことです。有効な時間を使うためにも、人を選んで相談することが得策だと私は考えています。また喧嘩をする必要もありません。余計なことを言う人は、またその自身でその業を果たしていくだけですから、静かに距離を置くだけで充分です。

④一度何か続けた経験は必ず生きてくる

例えばピアノを10年続けたとします。(適当に続けるのではなく、一生懸命続けることが前提です。)特に音楽の道に進まなくても、物事を継続する過程はどの分野も同じですから、道を切り替えても必ずそれが生きてきます。何事も中途半端に終わってしまうと応用も効かないため、すべてのことにおいても中途半端に終わってしまうものです。
ですから、とにかく何でもよいので一つだけ、踏ん張って続ける経験を持つと、必ずそれが生きてくるときがくるものだと感じます。

⑤一人を怖がらない

例えば友人と一緒に何かを始めたとしても、実際に取り組む時は一人です。大体この孤独に耐えられずに、フラッと遊びに行ってしまったり、スマホをいじって何時間も経過してしまったことは誰にでもあると感じます。刺激を求めるのだと思いますが、往々にして何かを継続をしていくと過度な刺激はなくなっていきます。どちらかと言えば静かな味わいであったり、深みであったり、そういうものに変化してくる時期がやってくるものです。辞めるも続けるもある意味自身との闘いでもありますから、孤独な取り組みだとも言えます。しかし、これこそが本道なので、とにかく一人を怖がらず、また自信を持って続けることが大切だと感じます。

もっとたくさん言いたいことがあるのですが、通信講座の中でも話しておりますので、またそこから学んで頂ければ幸いです。特に私の紫微斗数の講座は延々とこういう話ばかりですので、よろしければ学んでください。

大人や教育者は、子どもや若者に、本当は以上のようなことを一生懸命伝えるべきなのではないでしょうか。最初に書いたように、文系や理系、偏差値や学部など、それだけで一生が決まるのであれば、人生そんな簡単なことはないです。一時はそういうことも大切ですが、もっと本質部分を見られる大人が増えることが、若者のためになるのではないか、私は切にそう感じます。(了)